和歌山　絵本を楽しむ会

ねこの手かしますーてじなのまきー　　内田麟太郎　　文研出版　1200円

「わくわく絵童話」と、あります。
「一年以上」とありますから、園児には難しいと思います。
でも、ネコの手を借りて、手品をしているときの話の展開は、楽しめるかもも知れません。
一度手にとって見てください。
  

ミカンの絵本　　かわせけんじ　　農文協　　1800円
　
ミカン博士になる本ですね。
ミカンの仲間にはトゲがあり、それは葉っぱが変形したものだそうです。
ミカンのふくろは葉から、つぶつぶは、毛からできたというのも初めて知りました。
いっぱいみかんの秘密が分かるのでぜひどうぞ。
オレンジマーマレードの作り方なども書いてくれています。

  

ブタベイカリー　　角野栄子　　文渓堂　　1500円
　
なんだか深い思い入っている物語に思えるのです。
何度も読み返したくなる本のように思います。
やはり、物語の繰り返しがあります。
繰り返す中で、同じ事と、変化するところとでてきます。
この繰り返しと、変化がいいのだと思います。

  

へびのクリクター　　トミー・ウンゲラー　　文化出版局　　1000円
　
へびといえば、・・。
すぐになぜかうえつけられてしまった考え方がでてしまう。
しかし、この物語を読むと、まっさらな気持ちでこのへびのクリスターのことを考えることになる。
概念砕きのすばらしい一冊になるのだろうと思うのです。
固定的な見方が変わるのかも知れません。
  

しずくのぼうけん　　マリア・テルリコフスカ　　福音館書店　900円
　
こども達は水がすき。
この絵本を読むことによって、きっと水に対してのちがった視点ができるはず、きっとこども達は、「しずく」に眼がいくだろう。
科学の芽をやしなうような、すてきな絵本です。
  

三びきのやぎのがらがらどん　　マーシャ・ブラウン　　福音館　1100円
　
これも３０年前からあります。
私の子どもが好きな本のひとつです。
きっと誰もが好きになるのでしょう。
昨年に、４歳のクラスでこれを音楽劇にして楽しんだこともありました。
一度読んであげてください。
  

ウラパン・オコサ　　谷川晃一　　童心社　　1300円
　
日本絵本賞受賞。
かずあそびの本とあります。
　
1と2だけでかずあそびできるかな。
  

デパートいきタイ　　長野ヒデ子　　童心社　1300円
　
「ターイ　ターイのたいこさん」。
海の中だけでなく、周りにもいるかもしれません。
～しタイという、したがりはとてもいいことですよね。
たいこさんと、デパートめぐりを楽しんでください。

  

ゆきだるま　　レイモンド・プリッグズ　　評論社　1300円
　
いいですねえ。
文字がない絵本です。
イメージで読んでいく絵本です。
どんなストーリーを考えながら読みすすめるのでしょう。
きっと、こどもの豊かな発想が、お話をつくりあげてくれると思います。
　ゆっくりとこどもさんと楽しんでください。
  

うさぎのくれた　バレエシューズ　　安房直子　小峰書店　1300円

全国学校図書館協議会選定よい絵本。
これは好きな絵本だなあ。
一生懸命思っていると、それがかなうときがやってくるのだと思うのです。
いろんな形で、熟れるときが来て、実が熟すのです。
きっとこの女の子も、うさぎがくれ、いままでのがんばったことが報われるときがきたのだと思います。
それがこの物語として描かれているのだと思います。
みんなに読んでもらいたいなあと思う本です。
  

きょうはなんのひ？　　瀬田貞二　　福音館書店　1200円
　
すばらしいなあ。
これを読んでおくと、こんなこどもに育ち、こんなすてきな家庭になるかなあ。
でも、ほのぼのとして、とつても好きな絵本になりました。
私も忘れないようにしたいなあ・・。

  

ねずみくんのチョッキ　なかえよしお　ポプラ社　1000円

文句なしにいい絵本と思うのは、なぜなのでしょう。
繰り返しのおもしろさ。
それに、着るときのそれぞれの動物の表情。
なんとも本当に楽しいですね。
最後にそれが、いい使われ方ができたのが、ほっとします。  

「あらまっ」　ケイト・ラム
　
どたばたのおもしろさ。
どんどんどたばたが続いて、話が展開している。
外国のお話ならでは・・・かなあ・・・。  

科学絵本ライブラリー「ファーブル昆虫記」

かまきり・こおろぎ・せみ・もんしろちょう・みのむし・あり
・・・まわりの生き物に目を向けるきっかけになればと思います。
　　　

  

キャベツくん　長新太　文研出版　1300円

ブタヤマさんと、キャベツくんの　夢のような　お話のやり取り。
なんともけた外れのような話の繰り返しが、こどもに人気があるのでしょうねえ。

  

からからからが・・・　高田桂子　文研出版　1300円
　
なんともかとも、むかしむかしの笑い話です。
　さてさて、読んでみてのお楽しみ。  

しずかなお話　　サムイル・マルシャーク　福音館　1100円
　
はりねずみさんたちの、ちいさなお話。
はりねずみさんたちの家族愛も入っているお話。
ちいさな声でしずかに読むお話なんだって。
  

わすれられないおくりもの　スーザン・バーレイ　評論社　1200円
　
私たちは、何を残すのでしょう。
死について少し考えました。
　きっと身近になくなられた方がいたとしたら、この物語を読みながらその人をしのぶことができるでしょう。
何度も読み返し、日が経つうちに、楽しい思い出話を語り合えるようになることでしょう。

  

ペレのあたらしいふく　エルザ・べスコフ　福音館書店　1200円
　
人と関わることで、世界が開けていく。
　すばらしい絵本のように思います。
なんども繰り返し呼んであげたい絵本のひとつになりました。

  

きつねとうさぎ　ロシアの昔話　福音館書店　1200円
　
おおかみでも、くまでも、うしでも、できなかったことをおんどりができてしまう不思議。
ロシアのなかでのおんどりは、意味があるのでしょうねえ。
繰り返しが子どもにとっておもしろいのだと思います。